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「ブルガサリ」1985年北朝鮮製作

なんと製作総指揮者が金正日という、筋金入りのファンタジック映画であります。
なぜこの映画を知ったのか、定かではありません。
順序としては、中島らも→混沌系オッサン集団→根本敬「ディープ・コリア」だったのか、
オタク(特に特撮系)路線から入った情報だったのか、今となっては謎です。

さて、予備知識はプルガサリとは怪獣の名前であること。それだけで鑑賞開始。
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ふたを開けると、歴史映画ではありませんか。
衣装からすると高麗時代かな…、例によって悪政に苦しむ農民の反乱があり、悪政の元締めは中国皇帝のようです。
だって!最終的に破壊されまくっているのは、どう見ても北京の紫禁城っぽいんだもの。
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紫禁城でロケさせてくれたのかな。こればかりは製作総指揮者の御威光!
すごいなぁ、世界中探しても、紫禁城が怪獣にやられる映画はないのでは。

ワンシーンが、突っ込みたくなる1秒前で素早く切られてしまいます。
ブチッ!ブチブチブチッ!
何でしょう、この微妙なリズム感。必要最小限のセリフとセットで十分条件を満たしてOK!
フィルムの繋ぎに至っては、特撮部分↓と
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ドラマ部分↓の
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色調が違っていても「ケンチャナヨー(気にしない、大丈夫)」で押し通したとしか思えない荒技!

ところが、この力押しな作りがなんとも楽しいというか、癖になるというか。
プルガサリの誕生からして素朴でファンタジックなのです。
ヒロインの鍛冶屋の娘アミ↓(緑と赤の服の美女)。
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父親の鍛冶屋さんは「農具や鍋釜を溶かして武器を作れ」という政府の命令に逆らって獄死します。
死ぬ直前に彼が残したのがプルガサリの人形です。プルガサリとは鉄を食べる怪物(妖怪?)で、
この手の平サイズの人形がアミの裁縫箱に収まっている姿はなんとも可愛らしい。
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ところが、アミが針で指をついて出た血がプルガサリにかかると、それは命を宿し、鉄をバリバリを喰うのでありました。
そして巨大化。子供サイズ↓哲学者のような顔してます。
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人間サイズ↓
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怪獣サイズ↓
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おりしもアミの恋人が農民反乱の首領になり、プルガサリも反乱軍の味方になって大活躍です。
で、政府軍も対ブルガサリ作戦(火責め、巫女による祈祷責め、大砲責め)を決行するものの
プルガサリとは本来「殺せないもの」の意味だけに作戦はことごとく失敗。
中国皇帝を倒して、バンザイ!
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かと思ったら、さにあらず。プルガサリはあらゆる鉄製品を食べつくす勢いです。
アミは「このままでは世界が滅びる」と大胆な結論を出し、死に装束に身を包むと、お寺の鐘ごと自分をプルガサリに食べさせ、「殺せないもの」を消滅させるのです。

見事な昔話的完結です。

それにしても、悪の政府軍と農民反乱軍の戦いに動員されたエキストラの本気度がすごい。
「俺達、芝居してます!全力で!!」
このエキストラ達、朝鮮人民軍の兵士のみなさん…らしいです。撮影現場に製作総指揮者がいたら、そりゃ「全力」ですよね。そのせいかどうか分かりませんが、人の演技も怪獣もやたら迫力だけは凄いです。
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暑苦しい熱帯夜が続く日々、暑さを忘れさせてくれる「プルガサリ」の強引さに、しばし酔ってみてはいかがでしょう。
例にもれず、突っ込みどころは満載です。
DVDはサブタイトルがついて、「プルガサリ 伝説の大怪獣」になっています。


今回のプラスワン

なぜか小学4年生の夏は怪獣図鑑を見つづけて終わったような記憶があります。

「帰ってきたウルトラマン」にすっかりハマってしまったワタクシ。
女だてらに怪獣図鑑を脇にはさんで、親戚に行く時も、用事で出かける時も、とにかくどこまでも持ち歩くほどでした。
お気に入りの怪獣はツインテール。
理由はよく分かりません。たぶんグドンに食べられるシーンが美味しそうだったのでしょう。
夏の夕陽を見ては、グドンとツインテールがビル群ぶっ壊した更地で向かい合うシーンを思い出したものです。

ところが小学5年では大河ドラマの影響か、戦国時代に夢中になり、
小学6年の夏には「ベルサイユのばら」に鞍替えし、懸命にフランス革命関連本を読んでは難しさに撃沈していました。
ワタクシの無邪気な子供時代は小学4年と5年の間に終わったと思われます。ただ、どっちの方向に爆走するか分からない予測不可能な性質は変わらず、本能と嗜好のアンテナが向くまま、「ベルばら」の次は「アストロ球団」に惚れてしまったのです。
どうしてこうなったし・・・。
人生のところどころで「男に産まれたらよかったのに」とか、「男気性」とか、言われるのには、すっかり慣れました・・・。

(元記事は2013年8月1日に書かれました・エントリー723)
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