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「バーン・アフター・リーディング」2008年アメリカ製作

「Burn After Reading」=読んだら焼き捨ててね!=読後焼却
つまり「機密文書」という意味のタイトルなのだけど
この映画の読後焼却なる文書は
「あまりにつまらないので焼き捨てろ」という意味にもとれかねないほど
アホウなエセ機密文書。
それをめぐって壮絶に複雑なブラックコメディが展開する。
文で説明するのを躊躇するには十分な複雑さだ。

かいつまんでネタバレまですると

「トレーニングジムに勤める整形狂い女がCIAぽい怪文書をネタにして、最終的に整形費用を手に入れる」
………
うーん、これはかいつまみすぎ…。

では、なにが壮絶に複雑なのかというと
キャラクターが多いうえにひと癖もふた癖もあるヤツばかりが妙なところでつながっているところ。

アホウなエセ機密文書(CIA暴露本)を書いたアル中男(CIAを追い出され無職)↓
b1.jpg

その妻(医者)↓は
b2.jpg

元エリート国家公務員↓と浮気中で極秘に離婚準備中
b3.jpg

その元国家公務員は出会い系サイトで知り合った整形マニアの女↓といい仲に。
b4.jpg

その女は、エセ機密文書を重要機密と勘違いした同僚の筋肉&iPodマニア男↓と共謀し、
b5.jpg
アル中男から金をゆすりとろうとしていた。



それを中核として、その周りに医者の弁護士とその秘書やら、ロシア大使館やら、
整形マニア女に惚れている上司やら
整形マニア女が出会い系サイトで知り合った別の男やら
国家公務員の妻(多忙な絵本作家)やら、アル中男の元上司やら

たいへんな人数の関係者であふれているだけならまだしも、
彼らがちょっとずつちょっかいを出して、コトを複雑にしてしまう。
予測不可能な展開。

とくにハリウッドスターをたくさん起用しながら
筋肉マニア役のブラッド・ピットのもったいない(途中で未必?の殺意により額に穴が開けられる)使いっぷりにはまいった。

ブラピのえらいぶっ飛んだおバカ演技もそうだが、
役者さん達はちょっと抑え気味ながら
バカバカしい事態を真剣にバカバカしく演じていて、実にいいブラックコメディ。
プラッド・ピット以外が強迫観念に憑りつかれていく様子がおかしすぎる。
彼だけがなぜ強迫観念と無縁かといえば、彼だけが天然だから。

坂道を転がり落ちるような急展開がたまらない。

「なぜ、そこに足を突っ込んだ?!」「待て、ヤバい !」
「あああ(何も言えない)」
「あああ~(何も言えない)」

ひょんなことで彼らの人生はえらく狂いましたが、「カタツムリ枝に這い、すべて世はこともなし」の如く
宇宙から見れば、茶碗の中の嵐。
そのうえCIAの元上司達は整形マニア女に金を差し出し、事の真相に迫る気はない。

本当にブラックなオチが待っていたわけですが、とにかく引き込まれる90分。
損のない90分でした。
ティルダ・スウィントンの出演を知らずに観たので、たいへん得をした気分でもありました。


今回のプラスワン
 
CIAって知ってるかい?
ワタクシ、聞いたことしかありません!
以前「羊たちの沈黙」見た時もヒロインがFBI訓練生で、うっかりCIAと間違えそうになって
とりあえずアメリカ合衆国の政府組織的なモノくらいの認識力です。

そういうわけで(どういうわけだ)調べてみました、CIA。
Central Intelligence Agency、アメリカ合衆国中央情報局。
へー、インテリジェンス・エージェンシー。
詳しくはその手のサイトがいっぱいあるので、ここでくどくど述べませんが、
インテリジェンスがはたしてどの程度のモノかなって
おちょくっているのが
「バーン・アフター・リーディング」ですね。

映画の中で、筋肉マニアはiPodマニアでもありまして
アップル社製品を使いこなしているんだぜ!かっこいいだろ!と、
これ見よがしに腕に巻きつけているわけですが、

彼はアル中男が書いた文面をよく読まないで
機密文書と決めつけたわけで
周囲の誰ももう一度アル中男の文面をじっくり確かめようとしない。
もしかしたら、アル中男も文章が下手糞だったのかもしれない。
その証拠に
ロシア大使館員は「この文書に何の価値もない」と見抜いて、ひどい対応になる。

大なり小なり、怪しいインテリジェンスが横行するのが人の世なのでしょう。
 
この映画を観て、ゲラゲラ笑っていたワタクシですが、
ふと我が身をかえりみれば
「人のこと笑えない」ほど
どっぷり怪しい知性であることは確かです。あっはっはっはっは…。

(元記事は2013年5月9日に書かれました・エントリー710)
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