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「スペースバンパイア」1985年イギリス製作

1985年12月徳島市某映画館で行われた驚異のイベント、
「ブレードランナー」「ターミネーター」「スペースバンパイア」3本立てが1000円ぽっきり上映会。
ついに上映3番手の「スペースバンパイア」の登場です。

朝9時から始まったイベントも午後2時を回り、結構ハードな2作品が終わると
さすがに帰る観客はいないものの
椅子に座りっ放しでだるくなった御同輩続出。
そこへヘンリー・マンシーニの気合400%!ロンドン交響楽団の演奏で流れる入魂のテーマ曲!

「すわ何事ッッ!!」
いっぺんで目が覚めました。
誰だ、こんな上映順決めたの。

原題LIFEFORCE
邦題の「スペースバンパイア」は原作の「宇宙バンパイア」をそのまま持ってきたようだ。
この映画、巷では女バンパイアの全裸↓とか
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sp0.jpg
マンシーニの曲ばかりが強調されて流布しているが、それだけではない。
SF魂を盛り込んだ手堅い作りのジェントルマン映画である。
ではどの辺がSF魂かというと、
宇宙・モンスター・テレパシー・ゾンビ・サイエンティストと、
SF要素がてんこ盛りになっているのだ。
それを全て説明するとこのブログ最長記事になるかもしれない。
宇宙
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モンスター
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テレパシー
lifeforce7 (1)

ゾンビ
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サイエンティスト(左からファラーダ教授・死学専門、英陸軍特殊部隊ケイン大佐、おまけの大臣)
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(アームストロング博士)
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ではどの辺が手堅い作りかというと、上記のSF要素をうま~く融合した脚本と特撮技術だ。
もうマジメだと言ってもいい。
まことにマジメすぎるくらいに一直線な作り。
アームストロング博士に芸達者なパトリック・スチュワートを配役して、
女バンパイアが彼にのり移ったままカールセンを誘惑するという気持ち悪いシーンまできっちり入れて、
おまけに首相まで陰でゾンビ化している。ロンドン市内のパニックも手を抜かない。
images (6)
そしてどの辺がジェントルマンかというと……
ハレーすい星探査船の名前がチャーチル号、
船内にはエドモンド・ハレーの肖像画など、お国柄を忘れない。
話題になった女バンパイア、
マチルダ・メイの局所を隠すための工夫も忘れない。
特に階段の手すりがグッジョブ!
女バンパイアと彼女に魅入られたカールセン大佐の精気交換(交歓?)シーンがひたすらキスシーンのみ。
そこから先に行かない演出がジェントルマン!
(これは下品にならないように意図したが、むしろお子さまには見せられない激しさになったような…)

そしてカールセンが取った最後の行動がジェントルマン。
セントポール寺院の地下で真剣にセックス真っ最中のカールセンに大声で呼びかけるケイン。
その手にはバンパイアを倒す唯一の武器が!
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さすがジェントルマンの国、国難の時は男の友情だ、イングランド!
それに応えて女バンパイアと自分を武器で貫くカールセン、
このケジメのつけっぷりは何だ、イングランド!
観客置いてきぼりだ、イングランド!
ラストシーンはケイン大佐と一緒に茫然とバンパイア宇宙船を見送るしかないのか!
ハリウッドにはない強引さ!

かくして、ロンドン中の精気を吸い上げ、カールセンと女バンパイアは仲良くバンパイア宇宙船へと飛翔するのでした。

(今思うに、ハレーすい星が地球に近づくたびにバンパイアが降りてきて
吸血鬼伝説を残してきたとすれば、カールセンはおそらく吸血鬼の末裔で、
女バンパイアは彼を仲間に入れるべく頑張ったのだな。めでたしめでたし。)

こうして、3本立てで1000円ぽっきりイベントは終わった。
映画館から出た我々を待っていたのは、そろそろ沈もうとしている冬の太陽。
12月初頭の日曜、午後4時過ぎのことであった。
このあと、「スペバン」が我々にもたらした影響について語ろう。


今回のプラスワン

我々の卒制に煮詰まっていた精神が
このイベントでさらにトンデモなものを生み出すと誰が予想しえただろうか。

この上映イベントから数週間後、研究室では忘年会(クリスマス会ともいう)を小汚い実習室でする伝統があり、
各学年ごとに出し物を用意するのだった。
当時デザインの授業でスライド写真を使った合成をしていたため、
忘年会向けにスライドの短編映画を作る話があっという間にもちあがり、
アイデアなどはものの一時間でまとまった。

タイトルは「地獄よりの使者 スペースバンパイア」。もうお分かりだろう、「スペバン」のパロディ映画だ。

脚本は特撮ファンで制服マニアのM嬢が書いた。
撮影はN氏、メイクとデザインはTちゃんとA嬢、全員が出演し、私はナレーションを担当した。
今も覚えている第一声「ハレーすい星が近づくある日、地獄からの使者が絶倫の美女となって地球に降り立った…」

何だ、絶倫の美女って!!

その役を演じたY子さんは卒業するまでの3ヶ月間「スペバン」と呼ばれ、
一緒に温泉に行った時などは、前をお隠しにならずに堂々としていたため
ますます「スペバン」の名を高めたのでありました。

そのスライド映画はデザイン科の先生が気に入って、他の学校で教材に使ったそうで、
我々の若さゆえのアホさがめいっぱい暴露されました…。

スライド映画のラストで絶倫の美女は正義の味方に倒されます。
が、
地球で最初に襲われた研究室のマスコット「凶暴なニワトリ」にその血が残され、
いつの日か地獄よりの使者の再来を示して終わります。
さすがM嬢は最後のオチを忘れませんでした。

このメンバーは地元と日本中に散らばり、それぞれにガンバッテおります。
(お~い、元気か~)

(元記事は2013年4月13日に書かれました・エントリー708)
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