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「イングロリアス・バスターズ」2009年公開アメリカ映画

ひどい映画です←褒め言葉

予告編でヒトラーが「nein!nein!nein!nein!」ブラピが「yes!yes!yes!yes!」と叫んでて
「ああ、きっとマトモな映画じゃないな。コメディにしてはハードそうだな。」と思った。
予想のななめ上をいくひどい映画(←褒め言葉)だったが、
監督タランティーノの「好きなモノでマニアックに遊んでもエンタメ道」は外れていない。

注・この記事に関してのみ「ひどい」は褒め言葉です

イエスイエス!と叫んでいたブラピがひどい。
弾丸トークで8人の部下に命ずるのは「ナチを殺して頭の皮剥ぎ。俺もやる。一人100枚。」
しかもブラピ演じるレイン中尉はインディアンの血を引く男。
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差別を逆手にとったひどい設定だ。

彼に率いられるイングロリアスな野郎どもが、これまたハリウッド映画のステレオタイプなユダヤ青年でひどい。
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中でも野球バットで(これ重要)ナチを殴り殺す「ユダヤの熊」ことドニー・ドノウィッツ軍曹の目がイッてる。
怖い。
in3.jpg

ついでに現地でヘッドハンティングしたヒューゴ・スティグリッツがひどい。
残忍で血に飢えている。
(ちなみにヒューゴ・スティグリッツは某ホラー映画の主役の名前。)
(また、ヒューゴ役のティル・シュヴァイガ-はドイツ映画「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」の立役者!)

ナチ高官はとりわけイングロなヤツらだが、中でも最高にイングロなのが
クリストフ・ヴァルツ演じるランダ大佐。
ねっちねちの「ユダヤ・ハンター」
in4.jpg

ねちねちぶりが異常。
幕開きの音楽(映画「アラモ」の主題歌)の美しい余韻をぶち壊すねちねちが炸裂する。
延々とねっとり会話でフランス人農夫を追い詰め、
床下に隠れたユダヤ人一家を殺す。
その時脱出した少女ショシャナが5年後に復讐の女神のごとく現れ、「ヒトラー&ナチ高官を映画館ごと丸焼き」計画を立てる。
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実際にはイングロ・バスターズがこれを知らずに飛び込んで
「ヒトラー&ナチ高官を銃殺・映画館ごと爆破」する結果になる。

なんという嘘歴史のカタルシス!もう、なんでもアリだ!ひどい!

ショシャナを演じるメラニー・ロランも
ドイツ人女優スパイを演じるダイアン・クルーガーも金髪美女だが、
in6.jpg

最初に出てくる農夫の3人の娘が、ムダに金髪美少女!
なんだ、この趣味の良さ。
そして情け容赦なく、金髪美女を殺しまくる趣味の悪さ。
イングロな野郎どもも死にまくる。
ちょっと無駄死にっぽくないか。
はっきり言おう、無駄死にだ。しかし、エンタメはこうでなくてはならない。
血煙にワクワクし
謀略にドキドキする。
地下酒場でのイングロ野郎たちとナチ兵士たちの息詰まる騙しあい、緊張感MAXでいきなり銃撃戦展開。
生き残ったドイツ兵とレイン中尉の駆け引き、それをぶち壊す女優スパイ。
さらに彼女を治療するふりして半ば拷問するレイン中尉。
あるいは、ショシャナと知らずに彼女と再会したランダのもったいないタバコの消し方。
あるいは、女優スパイを尋問ついでに絞殺するランダ。
いずれも手に汗握る一幕だが、悲愴感がない。
むしろ、おかしい。
イングロリアスはどこまでいってもイングロリアス!エンタメはこうでなくては。

イタリア人に化けたレイン中尉とイングロ野郎たちに、ランダが流暢なイタリア語で話しかけるシーン。
レインに「ゴルラ~~~ミィ」と言わせるタランティーノ脚本。ひどい!

ラストシーンのレイン中尉のセリフがイカしている。
「俺の最高傑作になりそうだぜ」
うん、この映画もたぶんそうなる。
タランティーノ氏にはさらなるマニアック道の精進とエンタメを突き抜けた世界への飛翔を期待する。

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今回のプラスワン

妹が言うことには、高校時代の私はラジオの映画番組を録音して暇さえあればテープ起こしをしていたそうです。
「え、そんなことしてたっけ。」
本人は完全に忘れているようです。

でも、「イングロリアス・バスターズ」では、そんな遠い記憶を呼び起こすモノがたくさんありました。

オープニングの名曲(聴き覚えがあると思ったら、映画「アラモ」の主題曲だった)
作曲はエンリオ・モリコーネ。


元の曲。
The Green Leaves of Summer - Original Soundtrack by Dimitri Tiomkin (The Alamo)


で、ヒューゴ・スティグリッツのテーマ曲になっているのが、
映画「シンジケート・キラー」の主題歌にして原題「SLAUGHTER(スローター)」
意味は「屠殺者」「虐殺者」って、ヒューゴそのままか。
潔いほど、ぴったり。


エンド・クレジットはこれ。
映画「アロンサンファン 気高い兄弟」のテーマ曲、これも作曲がエンリオ・モリコーネ。


あと、レイン中尉の下手なイタリア語
「ゴルラァァ~ミ」って、映画「ベラミ」のもじりでしょうか?深読みしすぎか?

(元記事は2013年4月5日に書かれました)
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