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「ピクニックatハンギングロック」1975年オーストラリア製作

30年前、映画の予告編100本を流すだけの深夜番組があった。
それを妹と見ながら、
二人で「これは観たい!」と意見が一致したのが「ピクニックatハンギングロック」だった。
icnic at Hanging Rock (1975) - Official


数年後、レンタルして意気込んで観たのだが、
ラストまで観て「予告編のうそつき!」と、二人して怒った。
予告編は見事にミステリー映画に仕立て上げていたが、本編はミステリー風味のお耽美映画だった。
この落差は大きい。

舞台は1900年のオーストラリア、
経済的・文化的爛熟期を過ぎようとしていたイギリスの一部で、翌1901年にはイギリスから独立する。
富裕層の寄宿制女学校には、ヴィクトリア朝末期の香りが漂う。

コルセットを締めあう少女達。
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彼女達の洗面器にはバラの花束が浮かべられ、
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学校の庭には白い孔雀。
ガラスの温室に、瀟洒な小物の数々。
その中に、教師や生徒達の女同士の愛憎が見え隠れする。
これがサスペンス主軸ならば、メリハリの効いた展開になるはずだが、そうはならない。
カメラはひたすら少女達の
どこかけだるく
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どこか儚く
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どこか現実を突き刺し、突き放すような言葉を、ソフトフォーカス気味に追う。
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聖バレンタインの日にピクニックに行ったハンギングロックで3人の少女が忽然と姿を消した。
そのうち1人は発見されるが、
なぜ行方不明事件が起こり、なぜ彼女が生還したかはまったく語られない。
代わりに
英国少年がスリリングな一人捜索をして狂乱寸前になったり
女生徒たちの集団ヒステリーや
町の住人の怒りと困惑が唐突に描かれたり
退学勧告を受けた少女が温室で死んでいたり
事件をきっかけに女学校は確実に崩壊していく。

肝心の行方不明の原因は観客の推測に任されてしまった。
ようするに「謎の丸投げ」
これに当時の妹と私は怒ったのです。
ミステリーを期待してはいけない映画に期待してはいけなかったのです。

しかし、お耽美映画を楽しむのダッ!と方向性を転換すれば
ミランダを演じたアン・ルイーズ・ランバートの美しさにうっとりしたり
ヴィクトリア時代の衣装を観賞したり
ソフトフォーカスなオーストラリアの自然を堪能したり
謎かけのようなセリフに酔ったり

なにより、雑事を離れ、けだるいムードにどっぷり浸れること間違いなし。
そばにミルクティーとクッキー、
あるいはワインかブランデーがあれば言うことはない…と思う。
(間違っても芋焼酎やお煎餅ではない)

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今回のプラスワン

生まれて初めてミルクティーなる飲み物をいただいたのは
小学5年、友人の誕生祝いの席だった。

友人の父は国際航路の船長を務めていて
日本に寄港する時は
彼女は家族そろって長崎でも横浜でも神戸でも学校を休んで会いに行った。

それでミルクティーというハイカラな飲み物を用意してくれたのかな、と思った。
濃い目の紅茶の味はたいへん美味しかった。
家で作りたかったが、
台所は祖母の管轄で
砂糖の一匙を勝手に使えるような雰囲気でなく、
第一、うちには紅茶を買う習慣も考えもなかった。

数年して缶入り紅茶をいただいたものの、淹れ方がなってなかった。
家族で美味しい淹れ方を知る者はおらず
宝の持ち腐れになった。
私は不味い紅茶を飲むたびになぜか具合が悪くなった。
それで、家族はますます紅茶を毛嫌いした。
うまく淹れられるようになったのは、学生時代になってからだった。

あれから40年、今は紅茶にすりおろした生姜と蜂蜜を入れるのが定番だけど
たまに濃いミルクティーを飲みたくなるのは
やはり友人宅で味わったあの一杯が忘れられないからだと思う。

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