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「美女ありき」1941年イギリス製作

芳賀書房のシネアルバム「ヴィヴィアン・リー」は私の宝物でした。
お年玉をかき集めて買ったそれには、彼女の出演作が全部載っていました。
TV録りを狙っていた中の一本がこれです。原題はThat Hamilton Woman, Lady Hamilton。

フランスの港町カレーでワイン万引きの罪で逮捕された女↓
bi1.jpg

これがヴィヴィアン・リーですかっ。うそやぁ~。
しかし、万引き女が語る人生はまさに美女ならではの物語だったというわけで、この落差効果はすごいわ。

だって「私の人生は18歳で花開いた」と語る、その18歳がこれ↓
bi2.jpg

うそやぁ~。この美女がどうやったら万引き女になるのや~。
そんな訳で、観ずにはいられない構成になっているのですね。

エマ・ハート18歳、田舎出の小娘ながら美貌と才知があり、
ダンスの名手や画家のモデル(マリー・アントワネットの肖像画家として有名なビジェ・ルブランも描いている)、
貴族の愛人としてロンドンで知られるようになった彼女は、結婚を約束したグレヴィルによって、
彼の伯父、ハミルトン公爵に5000ポンドで売られてしまう。
何も知らずにハミルトン公爵(外交官としてナポリに赴任中)の所へ来たエマは公爵から真相を告げられ泣き崩れる。

はっきり言って人身売買ですね。しかし、5000ポンドといったら超大金。
エマはそれだけの価値があったというわけです。
すでにグレヴィルから貴婦人として教育されていた上に、公爵は語学・音楽・ダンスなど専門教師をつけて再教育。
公爵とエマは結婚し、愛人から妻になります。
こうしてレディ・ハミルトンになったエマ、外交官夫人としてナポリの宮廷にも出入りし、王妃と友人になります。

ただ美しいだけでなく、才智を伸ばして周囲の人々を喜ばせ、時には遊び好きで奔放な一面を垣間見せるエマ。
成り上がり話に見えなくもないけど、彼女の愛らしさの前ではどうでもよくなります。

そこに登場するのがイギリス海軍提督ネルソンです。
「英国は各員がその義務を尽くすことを期待する」の名文句(実際は信号旗で示された)を残し、
1805年のトラファルガー海戦(対フランス・スペイン連合艦隊との戦い)で亡くなった人です。

1793年、彼はナポリに寄港し、革命真っ最中のフランスのトゥーロン攻撃のための援軍を要請。
らちのあきそうにないナポリ宮廷から、エマは速攻でOKを取り付けます。
これは外交官夫人としての機転でしたが、ネルソンとの馴初めでもあります。

このネルソン役が、ヴィヴィアン・リーの夫、ロレンス・オリヴィエ。
二人ともそれぞれ配偶者があった時期に出会っていて、いわゆる不倫だったわけで、
この映画の製作期には、やっと結婚できたものですから、
同じく不倫関係だったエマとネルソンを阿吽の呼吸で演じています。
この映画でのヴィヴィアンの美しさ、オリヴィエの貫録が尋常でないのも、うなずけます。

尋常でない二人↓
bi3.jpg

その後は定番の不倫ドラマをあっさり流しています。
本妻との軋轢、社会からの非難と好奇のまなざし。
脚本はイギリスに戻ったエマをネルソンを支える賢婦人として描いてて、
その辺はちっともおもしろくないですね。
いかにもイギリス的な規範に納めて、紳士と淑女の国の物語に仕立て上げた感があります。
製作しているうちに第2次世界大戦開始の様相が濃くなってきて、
ネルソンを神聖な英雄に描く必要があったのかもしれません。

しかし、ヴィヴィアンリーの美しさを愛でるなら、たいへん良い映画です。やはり尋常でない↓
bi4.jpg

私自身は史実の方のネルソンとエマとハミルトン公爵がおもしろかったのですけど…。
だって「3人夫婦」と呼ばれていたとか…。わくわくしませんか?

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今回のプラスワン

芳賀書房のシネアルバムといえば、映画俳優の貴重写真を眺めて楽しむにはもってこいのシリーズでした。
一冊2000円くらいしたと思うのですが、
当時の中学生が買うには高かった!

私が持てたのはヴィヴィアン・リー、エリザベス・テーラー、アラン・ドロンだけ。
(見事に美男美女ばかり)
大切に大切にしていたのに、どこへ行ったのでしょう、あの3冊は…。

中学3年で卒業間際の頃、美術科で木版多色刷りをしたとき、課題は風景だったのですが、
木版の裏面を利用して、アラン・ドロンを刷るべく家で何度もシネアルバムを見てスケッチしました。
もちろん美術の先生には「風景の方もちゃんと刷ります!」と宣言して了解ずみ。
さっさと課題を彫り上げ、
勇んで裏面を三角刀ですぱっと一刀入魂していると、
数名の女子からアラン・ドロンを刷ってほしいとリクエストが…。
「よっしゃあああぁぁぁっっ!」
美しい刷り上がりになるまで、奮闘いたしましたとも!

先生はあきれていたと思います。

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